やすだこどもクリニック

☆くまさん通信Vol.21(B型肝炎ワクチン)

2014.08.22

B型肝炎ワクチンについて

 1歳までに接種可能なワクチンのひとつです。このワクチンは任意のワクチンですので自費で接種できます。

     B型肝炎ってどんな病気?
 B型肝炎ウイルスが原因でおこる病気で微熱、食欲不振、全身倦怠感などの症状があります。多くは1か月程で治りますがときに体内にウイルスがいついてしまうことがあり、これを持続感染(キャリア)といいます。
 全世界で約3億人がB型肝炎ウイルスに感染し、それに関わる病気で毎年約60万人が死亡しています。日本ではB型肝炎ウイルスの感染者は約100万人(約100人に1人)と推定されます。
 B型肝炎ウイルスに感染し慢性肝炎になると長期にわたる治療を要し最悪の場合は肝硬変や肝がんなど命にかかわる病気を引き起こします。
 また、急性の発症では劇症肝炎で死亡することもあります。
     日本のB型肝炎対策
 1986年より母子垂直感染防止のためキャリアの母から生まれた赤ちゃんにはグロブリン接種その後ワクチン接種をしています。が、近年父子感染や感染経路不明で乳幼児がB型肝炎ウイルスに感染する例が増えており母子感染予防だけでは対策が不十分といえます。
     B型肝炎ワクチン
 B型肝炎に感染しても誰もがキャリアになるわけではありません。でも、3歳未満の乳児が感染するとキャリアになる危険性がずっと高くなります。
 B型肝炎ウイルスに感染すると一部の人がキャリアとなりそのうち約10%の人は慢性肝炎を発症し肝硬変→肝がんへと進行する危険が高くなってしまいます。肝硬変になると3人に1人が肝がんを発症しています。
 B型肝炎ワクチンはキャリア化を防ぎ、将来肝がんから命を守るがん予防ワクチンです。
 日本ではあまり知られていませんが、赤ちゃんが生まれたらできるだけ早いうちにB型肝炎ワクチンでウイルスからお子さんを守ることはとても大切なことです。
 
 肝臓は沈黙の臓器ともいわれ自覚症状がないまま病気が進行してしまいます。B型肝炎ウイルスに感染しただけではほとんど症状があらわれません。
 この為本人が感染に気付かず大切な家族やパートナーにうつしてしまうことがあります。大切な人にうつさない為にもワクチンでの予防を考えましょう。

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