令和7年2月21日(金)
長引く咳嗽
やすだこどもクリニックでは今月あたりから検査ではなにもでないが咳だけが治まらない患者さんが多いです。発熱はなく食欲もあります。咳がなかなか治らないと放置せず受診しましょう。咳はつらいですので
感染性胃腸炎
やすだこどもクリニックでは先週同様胃腸炎の患者さんが多いです。胃腸炎でも熱が出ることもあります。水分を摂ることは大切です。が、吐いているときは一度に多量の水分を摂らせるとよけいに吐いてしまいアセトン血性嘔吐症をひきおこします。まずは吐きを止めてから水分補給をしてください。吐き止めが手元にない場合はスプーンなどで少しづつ水分補給をし脱水にならないようにしましょう。保護者の方も嘔吐の処理のあとは手洗いうがいは念いりにしてください。
RSウイルス感染症・ヒトメタニューモウイルス感染症
やすだこどもクリニックではヒトメタニューモウイルス感染症の多くはありませんがおられます。中国で年末前から流行しているとのことなので注意しましょう。小学生以上の方は保険適応ではありません。ただ、以前は小学生以上のお子さんは鼻水や咳は出るものの軽い症状でしたが最近は小学高学年でも高熱が続くお子さんもおられます。適応薬はないので無理しないように処方された薬を服用し安静にしてください。RSウイルスの患児さんもヒトメタニューモウイルス感染症に比べ少ないですがおられます。RSウイルス感染症・ヒトメタウイルス感染症はに幼児や児童が感染しても軽い鼻かぜ程度ですむことが多いですが発熱することもあります。しかし、 乳児が感染すると細気管支炎を起こし入院加療が必要になることもあります。喘鳴を 伴う咳が特徴です。
新型コロナウイルス感染症
やすだこどもクリニックでは多くはありませんがコロナ感染が出ております。油断せず感染しないようによく食べよく寝て免疫力を下げないようにしましょう。人混みには注意してください。
インフルエンザ
やすだこどもクリニックではインフルエンザ感染は激減しています。しかし、先週あたりからインフルエンザB型感染の方が出始めています。油断しないで手洗いうがいの励行をしましょう。うがいは予防効果があまりないといわれますが、のどが乾燥しないようにするためにも無駄ではないと思います。睡眠と栄養をしっかり取って免疫力を下げないようにすることもお忘れなく。
マイコプラズマ感染症
昨年はマイコプラズマが数年ぶりに大流行していましたが、年明けあたりから少なくなってきています。やすだこどもクリニックでもマイコプラズマの検査で陽性の方はほぼおられません。症状は熱が上がったり下がったりして徐々に咳がひどくなってきます。熱が出始めてすぐには簡易検査で反応しないことが多いので一度診察を受けられて、快方に向かわないときは、2~3日後にもう一度受診して頂いて診断が確定することが多いです。
溶連菌感染症
やすだこどもクリニックでは溶連菌感染症の方は多くありません。溶連菌は発熱・喉の痛みが特徴です。ときおり細かい発疹がでることもあります。ほっておくとしょう紅熱や腎炎をおこすこともあります。手洗いうがいの励行を心がけましょう。症状があれば早めに受診し適切な治療で重症化しないようにしましょう。
総評
最近はインフルエンザ感染、マイコプラズマ感染症が減少していますが、インフルエンザかと思ってこられてもコロナ感染だったりヒトメタニューモウイルス感染症だったりと様々な感染症の患者さんがおられます。胃腸炎はこの時期多いので手洗いは十分にしてください。また、咳だけが続く患者さんが多いように感じます。
吸収のよい水の作り方(家で作れる経
イオン水がなくて急に買いにいけない時は自宅で作りましょう 水1Lに砂糖ティスプーン6杯と塩1杯を混ぜてよく溶かす。
インフルエンザなど、どんな検査でも患者さんの要望ではいたしません。 医師が必要と認めたときに検査をします。 ご理解ください。
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